犬に多い病気としては、皮膚病、心臓病、腎臓病があげられます。
また人と同じで、ガンも多く発生します。いずれも病気が重くなる前に、
早めの検診で対処することで悪化を防ぐのが一番です。
以下に犬のガン・腫瘍の病気の一覧を掲載しておきます。
≪犬のガン・腫瘍の病気≫
◎皮膚腫瘍
オスの場合、肛門周囲腺腫(肛門周辺に小豆~大豆サイズの腫瘍ができる)がしばしば見られます。
肥満細胞種の場合、赤みだけであったり、しこりを作るなど形態は様々です。
乳頭腫はいわゆる「イボ」のことで、年を重ねたワンちゃんでよく目にします。
また腫瘍ではないのですが、アテロームと腫れものもあります。
◎乳腺腫瘍
避妊手術をしていないメス犬がかかりやすい腫瘍です。
まず乳房にしこりができますが、良性腫瘍であればゆっくり大きくなります。
しかしガンだった場合は、急速に大きくなってしまいます。
ただし良性であっても大きくなった腫瘍を放置すると、
ただれ、出血、化膿、悪臭といった症状になる場合もあります。
◎血液の腫瘍
血液のガンの中で発症しやすいのはリンパ腫です。
あごの下で発見できることが多いですが、皮膚や腸にできるものもあります。
リンパ節が腫れない場合、貧血や呼吸異常が見られる場合もあります。
白血病になってしまうと、食欲が減退し、元気もなくなってしまうなどの症状が出でます。
◎内臓の腫瘍
様々な腫瘍ができやすいのは、内臓の中でも脾臓があげられます。
嘔吐をくりかえす場合、消化器の腫瘍を疑わなければなりません。
肥満細胞腫、リンパ腫の他に、血管肉腫、血管腫なども見られます。
多くは食欲や元気がなく、貧血が見られます。