★肛門腺異常の兆候
肛門腺に分泌物がたまると炎症が起きることがあります。
肛門腺に炎症が起こると、はじめは痒みが強く、
犬や猫は肛門を地面にすりつけて歩くような動作をみせます。
ひどくなると化膿して、最後には肛門の斜め下の皮膚に穴があいて
膿が流れ出てくることもあります。
肛門腺のトラブルは小型犬に多く、中・大型犬や猫では比較的まれですが、
これは個々の生まれながらの体質が影響しているようで、
大型犬でも猫でも肛門腺の分泌物がたまりやすく、炎症を起こしやすい体質の子もいるようです。
★肛門腺手入れの方法
特に異常はなくても、シャンプーの前に、肛門腺の分泌物を
しぼり出す習慣をつけておくとよいでしょう。
しぼるたびに多量の分泌物が出る子は定期的にしぼる必要があります。
普通は一ヵ月に一回ぐらいです。たまりやすい子は一週間に一回程度
しぼってもよいですが、それ以上頻繁に行うとかえって炎症のもとになりかねません。
しぼり方は通っている動物病院に聞いてみましょう。